マクロビダイエット基本から実践方法までご紹介します。
マクロビオティックのダイエットレシピは基本的なものでもじゅうぶん効果があります。
レシピに迷う人は、消化吸収が良く食べやすいポタージュから始めてみましょう。お肉や砂糖を使わないマクロビが苦手なお子様にもおすすめできます。
マクロビは乳製品も基本的に避けますが、牛乳などを使わなくても美味しくてコクのあるポタージュが作れますよ。
ポタージュに使う野菜はにんじんがおすすめです。にんじんは腸のコンディションを整えてお通じを良くする効能もあり、老廃物がしっかり排出されることでダイエットの効果がさらに上がります。
赤色野菜を材料に加えれば甘さもあるので、にんじんが苦手な人でも美味しく食べられます。ポールトマト缶を使ってみましょう。
通常はよく噛まなければならない玄米をペースト状にすることで格段に消化吸収されやすくなり、体がしっかり温まるので特に陰性虚弱タイプの人におすすめのレシピです。乾燥対策としても有効です。
ポタージュを作るときにはにんじんをよく洗って皮をむかないようにしてください。野菜を丸ごと食べるのはマクロビオティックの「一物全体」であり基本です。
皮には他の部分よりも栄養価が高くなっているからです。生ゴミも減るのでぜひ丸ごと使ってみてください。
マクロビオティックでは、食材が陽性であるか陰性なのかを判断してからレシピを決めるのが基本です。
陰性のものは夏野菜が多く、これは体温を下げる働きがあります。陽性の野菜は逆に冬に採れるもので身体を温めてくれます。
季節の温度変化から身体を守るために最適な野菜が旬となっています。夏には陰性の野菜を、冬には陽性の野菜を食べることで体調を整え健康につながります。
各人の体に一番合う野菜は、生まれ育った地域で摂れた野菜になります。温帯で育った日本人が南国産の果物を食べると身体を冷やしてしまいます。
このように、マクロビの「陰と陽」の考え方は季節ごとに旬の地元の野菜を食べるというシンプルな内容なんです。
季節外れの野菜を製造出荷するにはコストがかかりますが、マクロビで地域の野菜を旬の時期に食べる習慣が広まれば経済的になります。
季節の野菜を参考に挙げてみますと、春はキャベツ・たまねぎ・にんじん・アスパラガス、夏はかぼちゃ・きゅうり・とうもろこし・トマト、飽きはれんこん・ごぼう・ブロッコリー・さつま芋、冬はかぶ・小松菜・ほうれん草・大根があります。
マクロビダイエットでは旬の野菜を食べていればいいので簡単です。毎日のレシピの参考にしてください。
マクロビオティックの実践において注意しておきたいことは、お肉や白米、砂糖、マヨネーズやケチャップなどの調味料は身体に良くないということです。
これらの食材を全く摂ってはいけないというわけではありません。我慢せず楽しくできることがダイエット成功のコツです。
いつもの食事を1回だけマクロビに置き換えるだけでも効果はあります。
それぞれの食材になぜ注意しておくべきなのか説明してみます。
まずお肉は重要なタンパク源とされていますが、調理した後はその多くの有益なアミノ酸が破壊されてしまうのです。ただのコレステロールの多い料理になってしまうので気をつけましょう。たんぱく質は主に大豆からとるように心がけましょう。
白米も栄養価はあまり期待できません。ですが身体に悪いわけではないので、時々食べるのも良いでしょう。
砂糖が身体に悪いのは周知の通りですが、マクロビでは糖分を果物・野菜から摂るようになっているので全く必要ないわけではないです。間食を抑えるくらいで良いでしょう。
マヨネーズなどの調味料は、食材の風味を変質させて刺激が非常に強いのでおすすめできません。
野菜も季節外れのものは避けましょう。夏は陰性、冬は陽性の野菜が体調を整えます。